ぶろぐ日和

不登校再発でモヤモヤした母の気持ちをブログで解消させていただきます→おかげ様で現在学校に通えるようになりました。こでまでの想いや日々の発見などを綴ります。


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新学期で再登校できた時の要因を振り返って

新学期ももうすぐです。不登校の子供をお持ちの親御さんは、クラス替えもあり、新しい気持ちで登校できるのでは、と親も期待することでしょう。実際去年うちはクラス替えをしてから相談室登校できるようになり、最初は教室は入れませんでしたが、だんだん1時間ずつ出れるようになり、2時間出れるようになり、2か月ほどで朝から行けるようになりました。

ご参考までにどのように再登校できるようになったかを振り返ってご紹介したいと思います。

 

再登校に向けてこれが効果的だったと思ったこと

1.一番仲のよいお友達を同じクラスにしてもらった。

  4年生から5年生に変わるときには何も先生にお願いしなかったのですが、お友達のお母さんから「うちの子と同じクラスにって頼んでみたら」と言ってくれたこともあり、5年生の時の担任の先生にお願いしました。

 相手のお母さんに嫌がられるのでは、と考えてしまい、あまり自分から言い出せなかったのですが、提案してくれたことで思い切って言えました。先生も快く引き受けてくださいました。

 うちの子は人見知りする性格なので、毎年3学期くらいにやっと慣れてくるような状況だったので、最初から仲の良いお友達がクラスにいてくれることでかなり安心できたようです。

 

2.担任の先生がちょくちょく相談室に顔を出してくれた。

  5年生の時に別室登校していた時期があって、保健室の先生にことわって、隣の空いた部屋を使わせていただいて、私と二人で部屋にいたのですが、担任の先生が来られることはなく、結局そのまま1時間か2時間親子二人で過ごして帰っただけで、あまり行った意味がないように思えました。そのうち別室登校もやめてしまいました。

 6年生の時は、担任の先生が休み時間に顔を出してくれて、その日のプリントを持ってきてくれたり、宿題をやったところを見てもらったり、授業の様子などを教えてくれたりしたので、学校に来て先生に認めてもらえたような喜びがあり、来てよかった、と思えました。

 

3.お友達が相談室まで迎えに来てくれて、教室まで一緒に行ってもらった。

 教室に入るのはなかなか勇気が出ず、時間がかかりましたが、参観日の日にようやく

初めて私と一緒に教室に入ろうという気になってくれました。それでも友達が一緒の方が心強いらしく、相談室から教室へ入るのも人の目が怖いので、友達についてきてもらったことで一緒に教室へ入ることができました。

 その日をきっかけに、出れる授業があれば、「〇時間目から出ます」、と担任の先生に伝えて、その時間に友達に相談室まで迎えに来てもらって一緒に入りました。

 

4.出にくい授業の時は相談室に戻ってもいいように配慮してもらった。

 学年の行事や全校行事などは苦手なようで、掃除の時間も最初はだめで、そういう時は私は相談室で待機しておき、そっとクラスから抜けて相談室に戻ってきていました。

他に利用者がいなかったこともあって、しばらく相談室を貸してもらっていました。

 

5.朝もお友達に迎えに来てもらった。

 朝の集団登校は苦手で、車で送って一緒に学校に行っていたのですが、2か月ほどして、ほとんどの授業に出れるようになってから、ある日、「明日は朝から行く」、と宣言し、実際に当日になると躊躇していましたが、お友達が家の中まで入ってきて、少し強引に誘ってもらうと、行けました。そして、2日目からはスムーズに行けるようになりました。

 

6.水泳など自信がない授業のときは見学でもOK、と大目に見てもらった。

 水泳は苦手で、最初は見学理由欄に「風邪」「頭痛」などと理由を書いていたのですが、 あまり仮病を使うのも・・・と思って「本人希望の為」と書いて、しばらく見学していました。そのうち、自分でもやる気になり、やり始めてからは楽しんで参加するようになりました。

 

本当に先生とお友達には感謝してもしきれないくらいです。煮え切らない態度のうちの子を何日もよく気長にサポートしてくださいました。親でもたまに投げ出したくなりましたが、毎日笑顔で迎えてくださった担任の先生には本当に感謝しています。

 不登校が長期になるとなかなか子供だけの力では戻りにくいものです。お母さん・お父さんもいろいろやってうまくいかない挫折感を何度も味わって、かなり心も疲労してくるとは思いますが、一番つらいのは子供自身だと思います。

学校だけが人生を決めるのではないですが、やはり集団の中でその時期に学んでほしいことはあります。転校、あるいは学校へは行かないという選択・・・色々選択肢はありますが、子供を信じることを忘れず、子供の立場になって考えて、ベストな道を用意してあげたいものです。