ぶろぐ日和

不登校再発でモヤモヤした母の気持ちをブログで解消させていただきます→おかげ様で現在学校に通えるようになりました。こでまでの想いや日々の発見などを綴ります。


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不登校の学校以外での居場所

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不登校で家に居る時に何をするかって、なかなか難しい問題です。学校へ行かないと暇で、時間を持て余してしまいます。うちの子は体調が悪くて寝ている時も多かったのですが、元気でも行かない、行けない時も多くて...。

小学校5年生で1年間行けなかった時は、近所では人目が気になるので、遠くの公園へ連れて行ってサッカーをしたり、ブレイブボードに付き合ったり、勉強の遅れも気になるので、時間割に合わせて勉強を教えたりしていました。他の子が学校へ行っている時間はゲームも動画も禁止にして、放課後はやってもいいよ、っていう事にしていると、守ってくれていました。お友達とは遊びたがったので、夕方は近所の友達と遊んでいました。

中学になると、朝起きれなくなり、昼頃起きて来て、午後に部活や授業で数時間だけ学校へ行くときが多かったです。一日行かない時は、少しは勉強するように言っていましたが、もう親に勉強を教えられるのは嫌がり、スタディサプリで自習したり、宿題の問題集をやったりもしました。ですが、勉強用に買ったタブレットを調べものをするのにインターネットを使うから、と自室でタブレットを持ち込むようになってしまうと、なし崩しで昼間も動画を見たりゲームをするようになりました。禁止をしたこともあったのですが、そうなると、何もすることがない、と言ってひたすら寝る始末。無気力で何もしないよりは、ゲームでもして起きている方がましかと思って、何も言わないようにしました。放課後は友達は部活や塾で忙しいので、休むと独りぼっちでした。それが辛くて、友達と会うために頑張って少しは学校へ行こうとしていたようです。

公共の教育支援センターにも学校から勧められて通っていました。小学校の時は職員さんとカードゲームをやったり、カウンセリングをしてもらったり、親の私もたまにカウンセリングがありました。中学校でも他の不登校の子と卓球をしたりしましたが、人手不足のためか、呼ばれるのは小学校の時も中学校の時も週1回、2時間程度だけでした。

子ども時代の一番何でも吸収できる時期に家でくすぶっているのはもったいないので、学校へ行かないにしても、何か充実した過ごし方をしてほしいと思うのですが、本人のやる気もないとできません。学校へ行ってる子を追い抜くくらい自習で勉強して、成績トップになって見返してやればいいのに、と思うのですが、元々勉強は嫌いで、やってもすぐに嫌になって止めてしまいます。

全国で小中学校の不登校が16万5千人にまで増えた(2018年度調査)状況で、何か公的な対策を増やしてほしいと思うのですが、先生の数や施設なども不足していて、通っている学校や住んでいる自治体だけでは、少数派の為にまで手が回らないのが現状だと思います。

<内容>

 

学校に代わって学びをサポートしてくれるところ

1.教育支援センター(適応指導教室)

 文部科学省の調査によると、教育支援センターを設けている自治体は全国で約6割。設置していないところの理由は、不登校がいなくて必要がないか、設置する予算がない、というのが主な理由です。近隣に施設があるから、という回答をしているところも多いので、全国で教育支援センターは大体望めば利用可能なのではないでしょうか。

在籍者の学校への復帰率は小学校42%、中学校35%、と数字だけを見ると、復帰率は高いような気がします。

活動内容は個別の学習対応、子ども・保護者へのカウンセリング、スポーツ、調理体験、自然体験、社会体験、芸術体験、家庭への訪問、などで、活動日は毎日活動、となっています。(週1しか呼ばれなかった身としては、職員さんは毎日活動していても子どもが毎日活動しているかどうかは疑問に思いますが...。)

うちは学習面は教育支援センターでは見てもらえなかったので、在籍している学校の先生がフォローしてくれればなぁと思っていたのですが、先生もとても忙しそうなので頼めませんでした。家庭教師をつけたり、個別塾に行かせる金銭的余裕もありませんし、数学とか理科とか分からない教科は、親が自分も勉強してフォローです。但し、中学だと嫌がるので、聞き入れてくれる時だけ。

放課後とか空いている時間に勉強を見てくれるような熱血先生がいたらなぁと思います。

参考)

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/05/20/1416689_002.pdf

 (教育センターに関する実態調査結果 令和元年 文部科学省より)

2.フリースクール

 民間で不登校の子どもをサポートしてくれるフリースクールもだいぶ増えたと思います。ですが、気になるのは費用。フリースクールでは平均月額3万3千円かかり、私立中学が平均5万円かかるのと比べれば仕方ないのかもしれませんが、公立中学と比べるとまだまだ高いです。

あと住んでいる地域によっては利用できるところが近くにないということもあります。どちらかというと都会の方が多く、うちの近所にもありませんでした。

活動内容は、個別学習指導、カウンセリング、自然体験、ソーシャルスキルトレーニング、自宅訪問、農業体験、など。

但し、フリースクールへ入校したとしても、まだ公的な学校としては認められていないため、学籍は元の学校に置いたままで、卒業証書や進路関係の書類も元の学校が作成するようです。

 参考)

不登校・フリースクール情報 | フリースクール全国ネットワーク

不登校小中学生のためのフリースクール ガイド 関東版 学費や費用の確認や資料請求ができる。

 

3.通信制高校の中等部

 通信制高校で中学校部門を設けている学校もあります。通信制高校がどんなところかを見ておくためにも見学してみるといいかもしれません。

tsusinsei-guide.net

こういった学外での登校が出席扱いになるかどうかは、

当該施設への通所または入所が学校への復帰を前提とし,かつ不登校児童生徒の自立を助ける上で有効・適切であると判断される場合

 に認められます。

 実際、うちも教育支援センターに行った日は、学校との連携があって、出席にしてもらっていました。

出席も気になりますが、他の同年代の子たちと交流できるのは大きな魅力だし、少しでも外に出かけた方が親子ともに気も晴れるし、家の中で長期間親子だけでいるよりも他人が入ることによって、新鮮な空気が入るので、できることならば、何か学校、家以外に子どもが行ける場所があればいいな、と思います。

おわりに

不登校の人数が増えるのは、苦しむ子が増えている、ということであまり喜ばしくはないですが、逆に人数が増えることによって、公的機関も対応せざるを得なくなり、どんどんフリースクールなどの受け皿が増えればいいのに、と思います。そうして、どんどん進化して、現代の教育制度が根本から変わって、学校が現代の子どもに合った、一人ひとりが違ってても認め合う、自ら学ぶのが楽しくなるような学校になればいいのに、と思います。