子どもの心の声
11月に入り、朝晩寒くなって来ました。わが子の中学時代のこの時期を振り返ると、運動会が終わって、ちょっと目標を見失った後、合唱祭はクラスに入っていきづらくて練習もあまり出れなく、欠席だったり、出てもクラスに迷惑をかけてしまったりで、増々クラスに入っていきづらくなるこの時期はだんだんと休みが増えていく時期でもありました。
この時期に行われる総合学習の時間のグループ学習は、元々苦手とてしている分野で、欠席が多くなると、ポツポツ行く状態では何をしていいのかわからず、そのグループ発表が終わってしまうまで行けなくなりました。おそらく行ったら行ったで、先生が手助けはしてくれたと思いますが、クラスの子の微妙な雰囲気を察してしまうので、どうしても足が向かないのです。
そうしているうちにどんどん増えていく欠席...。親として何とかしたいけど、学校も決められたカリキュラムがあるし、子どもも無理矢理は行かせられないし...悶々とした日々を過ごしていました。
うちは、もう数年続く不登校状態でしたので、こっちも諦めてだいぶ穏やかに見守っていましたが、それでも、子どもが落ち込んでいるとこちらも落ち込むし、かといって、のほほんとゲームをしていたり、おやつを食べたりしていると、それはそれで、そんなに元気なら学校行けるんじゃ...と内心苛立ったりしていました。
そんなときは嫌味の一つでも言いたくなりますが、それは禁物!
落ち込んでいるにしても、のほほんとしているように見えても、本当は子どもは学校のことを忘れることはなく、罪悪感と焦燥感に苛まれているのです。
一生懸命忘れようとして、ゲームをしたり、何かすることを見つけて現実逃避をして生きているのです。もし私が鬱になって家事も何もできない状態になって、テレビを見てごろ寝するしかない状態になったときに、「ちょっとは働けば?」なんて言われたとしたら、平気そうに装って本当はそう思ってるんだ、なんてとてもつらくなると思います。
親は親で子どもが学校へ行けない状態というのは辛い事ですが、子どもの方が何倍も辛いし、悲しいし、自分を責めていると思います。
そんな子どもの声を代弁している動画を見つけたのでシェアしたいと思います。
子どもが家に居ると、音声のあるものはなかなか見づらいとは思いますが、イヤホンでお子さんに聞こえないように聞いてください。