ぶろぐ日和

不登校再発でモヤモヤした母の気持ちをブログで解消させていただきます→おかげ様で現在学校に通えるようになりました。こでまでの想いや日々の発見などを綴ります。


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ストレスとの付き合い方に関するいいお話を聞いたのでシェアしたいと思います

コップの水が半分入っているのを見て「もう半分になってしまった」と思うか「まだ半分ある」と思うかという話はよく聞く話だと思いますが、水の入っているコップを持ち上げる、という話は聞いたことがあるでしょうか。

先日ご紹介したVoiceTubeという英語学習アプリのを見ていて出てきた話です。

ある心理学者が講和でコップに入っている水の重さを聴衆者に尋ねたところ、色んな重さの回答が返ってきました。心理学者は、「実は水の重さはそれほど問題ではありません、少しの間持ち上げているのであれば、重さはさほど気になりませんが、ずーっと長い間持ち上げていると手がしびれてきて苦痛になります。ストレスも一緒で、少しの時間なら問題ありませんが、長時間抱えているとだんだん体までむしばまれてきます。コップの水を持ち続けているのは、重さよりも持ち続けている時間が問題なのです。」というお話です。

 


A Glass Of Water (Animated Story Time)

 ( ↑ 調べたら Improvement Pillという方が出しているYouTube動画にもありました)

これを聞いてなるほど、と思いました。

軽いリュックを背負っていても、何時間も持っていると、何を入れたのかと思うほど肩が凝ってきます。

大勢の前でスピーチをするなどの重いプレッシャーも、終わってしまえばひきずることはありません。でも毎日顔を合わせる嫌味な上司、一人で背負う介護など、何日も続くと精神的に弱ってきます。

環境を変えることができればいいのですが、そうでなければ、少なくともプレッシャーの原因となっていることを必要な時間以外は考えないようにしない方が自分の体の為です。

不安なことを考えている時間を減らすにはどうすればいいか

例えば、子どもが今日も学校行きたくなくて、朝起きてこないとします。そういう状況が続いているのであれば、今日明日で解決できる問題ではありません。そのことについてクヨクヨ悩んでも、それは子どもが動かないとどうしようもないこと。コントロールはできませんので、気に留めず、その場で解決できること(学校に電話で欠席を連絡する、保護者の返事が要るようなプリントがあれば学校まで持って行く、など)だけを解決したら後は頭の中から「学校に行ってない」という問題は追い出してしまいましょう。

悩み事や不安が漠然としたものであれば、何が不安なのかを紙に書きだして、例えば、このままでは行く高校がなくなるのではないか、という不安を抱えているのであれば、実際に、どのくらいの欠席や成績でアウトになるのか、すでにアウトなのであれば、内申点がなくても進学できる学校はないかなど、具体的に調べて行動すれば、次に何をすればいいのかが分かって来るし、そうすれば、漠然とした不安は消えて、いつまでも考える必要はありません。紙に書くことで頭の中も整理されてすっきりしますし、あとは忘れて、必要な時は紙を見返して思い出せばいいのです。

なぜストレスが長期化すると問題なのか

ストレスがかかると副腎からコルチゾールというホルモンが分泌され、心拍数が上がったり、血圧が上がったり、交感神経が優位な状態(緊張)が続いて、内臓の働きが弱くなり食欲が低下したりします。

またその状態が続くと、感情や衝動を抑える前頭前野の働きが弱まり、集中力がなくなったり、記憶が弱くなったり、意思決定や判断する力も弱まります。

慢性的なストレスにさらされると、前頭前野の樹状突起(神経細胞から枝状に伸びて信号を受け取る突起)が委縮し、以後のストレスに対してさらに弱くなります。ストレスを軽減して、前頭前野の回路を回復させてあげなければならないのです。

 

ストレスを手放すにはどうすればいいか

ストレスを頭の中から追いやるには

  • 自分が不安なことを考えていることに気づく
  • 問題を紙に書きだして、できることは行動する
  • あとは考えてもなるようにしかならない、と割り切る
  • 軽い運動や趣味のものなどリフレッシュできるような活動をする

 などが挙げられますが、頭の中を堂々とめぐる不安スパイラルに陥らないように、「あ、また不安なことを考えてる、コップの水を持ち上げている」いうことに気づいて、コップを下ろすようにしましょう。

おわりに

生きていれば大小の差はあれ、ストレスはつきものです。大切な時間をストレスになるような事を考えるのに費やすのはもったいないし、体にもよくありません。

解決できないことで思い悩むよりも、悩みは紙に書いて頭を整理させて、さっぱり忘れてしまいましょう。