ぶろぐ日和

不登校再発でモヤモヤした母の気持ちをブログで解消させていただきます→おかげ様で現在学校に通えるようになりました。こでまでの想いや日々の発見などを綴ります。


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不登校のメリット~回復してみて、よかったと思えること

不登校が何年間も続いて、辛い思いを沢山味わって、不登校になってよかった、とはとても言えませんが、普通に育っていったのでは分からなかったこともたくさん学べました。

 

 

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不登校を克服した先輩の不登校のお母さんからは、「『不登校になったら赤飯を炊け』って言うくらいだよ、悲観することないって、それよりもお母さんが笑顔でいることの方が大切だから」って言われましたが、子どもが辛い思いをしてる時になかなか明るい気持ちにはなれなかったです。

 やっぱり学校へ行った日は、こちらも頑張らなきゃ、って気分になって家事にもやる気が起こるのですが、今日は行くのかなぁどうなのかなぁ・・・って気にしながら、何かいい方法はないかって健康法のネット検索したり、「もう○○時だよ」って一応声かけに行ったり、時間はあるんだけど、ずっと待機中の状態で、出かけることも出来ず、恐らく好きなことやっても誰も文句は言わなかったと思いますが、気分的に出来ない状況で、すっかりブログも放置してしまいました。

この放置している間に紆余曲折あって、お蔭様で今では何とか高校から毎日学校へ行くようになった次第ですが、振り返ってみて、不登校でもよかったと思えることを今回は書きたいと思います。

 

不登校のメリット

1.幸せの基準が下がり、子供が学校へ行っているだけで良いと思えるようになった
2.先生と話す機会が増え、子どもの事をよく知ってもらえた
3.子どもも親も将来を真剣に考えるようになった
4.子どもと良い関係を保てた
5.不登校に対して偏見を持たなくなった

 

1.幸せの基準が下がり、子供が学校へ行っているだけで良いと思えるようになった

   ママ友さん達と話していると、やれうちの子はテスト前に勉強しない、学校からのプリントを鞄に突っ込んだままで渡さない、お弁当箱を出さない、など色々文句が出てきます。私は心の中で、行ってるだけいいじゃん、と思いつつも聞いてます。もちろん、私も多分普通だったらそういう事言ってたと思いますが、子どもの立場から考えると、学校で何時間も勉強してるだけで疲れてて、家帰ったらゆっくり休みたい、っていうのが本音じゃないでしょうか。

お弁当箱も行ってくれるから洗えるのであって、いつでもお弁当を持っていけるように準備だけはして、そのまま家で食べる切なさを毎日味わってると、持ち帰って鞄から出さないくらい可愛いものです。

 

2.先生と話す機会が増え、子どもの事をよく知ってもらえた

 普通だったら、三者面談で20分程話す程度で、担任の先生とあまり長く話す機会はないと思いますが、不登校になったおかげで、(担任の先生にもよると思いますが)毎日電話をいただき、その日の子どもの様子をこちらから話したり、先生から学校の様子などを聞くことができました。

 子どもも自分の興味があることの話とか、先生のプライベートな話などを聞いて、他の子たちに負けないくらい関わりをもつことができました。これは特典だったと思います。

 

3.子どもも親も将来を真剣に考えるようになった

普通科の高校に進学する場合、成績や偏差値で志望校を決める、といったやり方が多いと思いますが、不登校の場合、内申点がないので公立もごく限られたところしか受験できません。

勉強もやっていないので、勉強をする意味、将来何ができるのか、何をしたいのかについて、親も子も真剣に考えさせられました。

高校に行かないと将来仕事に就くのが難しくなるから、ちゃんと学校に行かないといけない、というのは子どもも十分に分かっています。普通に登校していたならば、なんとなく成績で進路を決めていたかもしれませんが、卒業できるかどうか、卒業した後はどうするのかも自分なりに親の見ていないところで考えていました。

 

4.子どもと良い関係を保てた

 不登校になる前は私も子どもに対して、ダメ出し、小言を多発していたと思いますが、それで奮起するタイプではなく、自尊心が低くなる一方だと気づいてからは(気づくのが遅かったかも...)、「できたら褒める、感謝する」、という方向に切り替えました。

そのせいか、嫌われることなく、思春期ともなるとあまり何も話してくれない、という親御さんも多いと思いますが、うちは学校や友達のこともよく話してくれます。

方向転換していなければ、今頃うざがられていたことでしょう。

 

5.不登校に対して偏見を持たなくなった

自分の子どもが不登校にならなければ、多分親の育て方が悪いせいだとか、変わった性格なんだ、とか、どこか家庭が複雑なんだろう、とか勝手に思っていたと思います。

 

不登校になった子を見ていても、何でこの子が?って思うような子もたくさんいますし、親御さんと話していてもごくごく普通の方ばかりで、本当に誰にでも起こりうることなんだと思います。

 

最後に

 不登校の渦中はつらくて、いつ終わるのかわからなくて苦しいけど、悪い事ばかりじゃないです。終わってみないとそれがよかったか悪かったかわからないし、良い悪いだけでは判断できないことも多々あります。

不幸に考えるとどんどん深みにはまっていって、何もいいことはありません。

なるべく悪い方向への想像はしないで、今できることを楽しんでいれば、良い方向に転んで行って、解決も早くなるのではないでしょうか。